山崎 関大明神
標識:221−1号
地図:淀
JR東海道線山崎のすぐ近くですが丁度、京都と大阪の府境になっており大阪側に古代の関所跡として関大明神があります。島本町山崎宗鑑という地名です。
境内にある水準点はコンクリート枡内にあり直径7センチメートル、中央に突起のある金属標で「一等水準点 基本 NO221−1 建設省国土地理院」と刻字があります。
池田市国道176号
標識:3777号
地図:伊丹
阪急池田の南東700メートル、国道176号に面した光明公園(児童公園)の入口近くにあります。二等水準点の標示杭が立っているので容易にわかります。測量のイラストが描かれた丸い鉄ふたを開けると金属標が現れます。「二等水準点 基本 + No3777 建設省国土地理院」の刻字がありました。
茨木市福井
標識:基21号
地図:高槻
茨木市の北部、府道余野茨木線に沿い東福井というところにあります。三十八社という小さな神社の入口近くなのですが、うっかり通り過ぎるくらい目立たない山の中です。1966年に大阪湾工事基準面のO.P基準標を毛馬からこの基準水準点「基21号」に移しその標石下65.4235メートルをO.Pと定めることになりました。柱石が何らかの原因で壊れた場合に再現するために地中には硬石標と金属標があることが点の記でわかりましたが蓋石の下には水が大量に溜まっていたため確認できませんでした。蓋石には「基二一號一等水準點」と縦書きの刻字があります。大阪市都市環境局の2000年(平成12)水準測量成果表ではT.P.+64.0661メートルになっていました。
谷町四丁目
標識:230号
地図:大阪東北部
国土地理院近畿地方測量部の事務所がある合同庁舎の玄関脇にあります。さすがにお膝元だけあって解説の掲示がありました。このあたりは上町台地といって水の都、大阪でも比較的高台になります。大阪城はすぐ近くです。
標石は南面に「水準点」と刻字があるだけで等級ははいっていません。測量法施行規則にあるものとは異なりシンプルになっています。
大手前
標識:S−2号(無号)
地図:大阪東北部
大阪市中央区大手前にあるNHK大阪放送会館の裏庭南西にあります。標石は21センチメートル角、地上高24センチメートルの標準形で刻字は北面「基本」、東面「一等水準点」、南面「地理調」ですが西面は「No」のみで数字が入っていません。国土地理院のデータベースでは「無号」になっており点の記は公表されていません。
この位置の近くには基準水準点106号があることになっていますが現地では見当たりません。同水準点が1979年(昭和54)に観測された記録が公表されている点の記には106号そのものが「上町原標」と記載されており、隣接する無号水準点までの距離は38メートルになっています。このことからNHKの建物が新設されるまえの大阪市立体育館敷地の北東隅にあった大阪府の「上町原標」(すなわち106号)とともに1997年(平成9)に移設されたものと思われます。
野崎公園
標識:238号
地図:大阪東北部
梅田の曽根崎警察署の前を真っ直ぐ東に1キロメートルほど進み扇町公園のかかりを南へ少し入ると野崎公園という児童公園があります。この南入り口近くに水準点の金属標がありますが、15メートル西には大阪市建設局基準点もあります。こちらの方はマンホールに鍵がかかっており中は見られません。
京橋
標識:交232号
地図:大阪東北部
京阪京橋駅の西端から徒歩5分のところにある東野田公園内の北西にあります。標石は大きく一辺25センチメートル、地上高さ26センチメートルで交点水準点標石の標準ですが三角点も含め国土地理院の永久標識のなかでは最大のサイズです。標石上面に球分体がありますが、まわりを窪ませて破損を防いでいます。交点という水準点は水準路線が交差するところに設置されます。
長柄公園
標識:229号
地図:大阪東北部
この近くにある明治後期に水位の基準として設置された毛馬基標を見たついでに寄りました。学校の北にある公園の東北にあります。コンクリートのふたをとると金属標の水準点が見られました。
桜ノ宮
標識:229−1号
地図:大阪東北部
JR桜ノ宮駅のすぐ北の民家まえの道路にあります。鉄のふたを開けると中に標石がありますが、なにか貧弱な感じがします。
大阪合同庁舎3号館
標識:3GOKAN
地図:大阪東北部
大阪合同庁舎まえの国旗掲揚台の真中にある金属標です。旗ざおの根元の立派な広い石上にあるのですが標識が小さく不釣合いです。常時、守衛さんに見守られており小さくなっているのでしょうか。
大阪姫島国道2号
標識:2−004号
地図:大阪西北部
JR東西線御幣島駅の南東500メートル、国道2号沿いにあります。ちょうど4.5キロメートルの国道距離標の立っている歩道に直径3.5センチメートルの金属標がありますが刻字はありません。
道路水準点は通常、一等水準点金属標を使いますが、この水準点は刻字がありません。国道工事事務所のほうで異例をつくったのかもしれません。道路水準点は地方建設局(現在は地方整備局)などの公共測量のため1962年(昭和37)からおもに一級国道の路肩に設置されました。
柏原市国分
標識:107号
地図:大和高田
大阪府と奈良県の府県境にある柏原市の水準点です。近鉄河内国分の東1キロメートルの地点に松岳山(まつおかやま)古墳(国の史跡)がありその南側に国分神社があります。本殿の東には杜本神社という小社がありさらに2メートル東に大阪府の水準点「国分原標」が大きな岩石を背にして見られます。
幅1.0、奥行0.90、地上高さ0.45メートルの枡の西面には「国分原標 大阪府 設置昭和38年8月1日」の金属プレートがあり上面のコンクリートの蓋を開けると蓋の裏には直径10センチメートル、「国分原標 大阪府」の円形金属プレートが見られます。内部には21センチメートル角、上面直径8センチメートルの球分体をもった水準点標石があります。
周囲は桜、クスノキ、シュロなどの樹木が茂っており背後の大岩(これは古墳の石か)の上にも水準点標石が埋め込まれています。岩石の高さは1.3メートル程度で頂部には40センチメートル角のくりぬかれた窪みがあり、コンクリートの蓋を開けると内部に水準点の柱石がすっぽり納まっています。蓋は岩の上面と同じレベルですがその下10センチメートルのところに標石の球分体頂部があります。標石は花崗岩で21センチメートル角、球分体の直径は8センチメートルの標準型一等水準点でほとんど上面まで埋もれています。溜まった水を出すのに苦労しました。
この標石は現行の地形図「大和高田」には載ってなく点の記もありませんが成果表には「処置保留の為、現在成果使用不可」とありました。国土地理院では大阪府国分原標を第107号基準水準点として登録されています。
堺市三国ヶ丘
標識:110号
地図:堺
南海電鉄堺東とJR堺市の中間にある堺市立三国ヶ丘小学校前の公園南東にあります。一辺98センチメートル角、地上高さ50センチメートルのコンクリート枡(北側に水抜き穴あり)で「一級水準点 堺原標」と白ペンキで書かれた金属プレートの蓋を開けると60センチメートル角、深さ22センチメートルの窪みがあり、この中に21センチメートル角の水準点が見られます。
球分体の直径は21センチメートルで標石上面いっぱいにありますが、さらにその上に直径5.5センチメートルの小さい球分体が載っており、その最頂部は直径3.5センチメートルの円平面になっています。
この水準点は国土地理院では基準水準点とされていますが成果表には「処置保留の為、現在成果使用不可」とあります。上蓋に書かれているように大阪府の「堺原標」でもあり標石の形状が国土地理院の標準型でないことから大阪府が設置したものと思われます。
泉南市信達市場
標識:262号
地図:樽井
JR阪和線和泉砂川の北800メートルの地点、信達(しんだち)市場の路上にあります。駐車上の隅で東側(道路側)に「水準點」の刻字が見られますが西側は土に埋もれています。保護石は道路に沿って2個あります。