須磨霞ヶ丘
(渡海水準点)
標識:S−01号
地図:須磨
山陽電鉄霞ヶ丘の南、番ヶ平住宅地内で3、4階建て集合住宅群の南端にあります。水準点のすぐ南は「水準点」の標示があるフェンスがあり崖の下はJR山陽本線です。水準点の場所は古タイヤなどのごみ捨て場となっていますが蓋石があり標識は保護されています。金属標には「一等水準点、No.1」などと刻字され普通の一等水準点となんら変わりません。これが渡海水準点であることは国土地理院の基準点成果等閲覧サービスでわかりました。現行の点の記はなく成果使用不可になっていました。
渡海水準点は渡海水準測量につかわれます。海をへだてた2点間、長距離の高さの測量を渡海水準測量といわれますが、高度角測定法以外に水準儀の視準軸誤差や大気中の光の屈折による誤差を取り除くために両岸に水準儀と標尺を設置し同時に対岸の標尺と自岸の標尺を読むなど特別に配慮した水準測量です。
この水準点標識番号はS−01ですがS−02というのが明石海峡をはさみ南西約6.2キロメートル先の淡路町岩屋にあり、これも渡海水準点になっています。明石海峡の渡海水準測量は1964年(昭和39)に行われた記録があります。[測量・地図百年史編集委員会:測量・地図百年史 日本測量協会 1970 p99]
現在、この水準点位置からは西まぢかにに1998年(平成10)に完成した世界最長の吊橋である明石海峡大橋が望めますが、南は高層住宅にさえぎられ淡路島は見えません。
垂水国道2号
標識:2−47号
地図:須磨
JR垂水から西へ200メートル、国道2号(海岸通)の南側歩道にある道路水準点です。金属標で露出しており「一等水準点、基本、No.02 47」などが刻字されています。数字のところは以前刻字されたものが二重線で消されていました。「No.02 47」の02は国道2号を表します。大阪梅田の国道2号起点から47.5キロメートルの地点です。
一等水準点は国道など主要道路に沿って設置されていますが、道路水準点は地方建設局(現在は地方整備局)などの公共測量のため1962年からおもに一級国道の路肩に設置されました。 標識は一等水準点と同じ金属標がつかわれ国道の番号が刻字されます。
山陽電鉄高砂近傍
標識:3469号
地図:高砂
高砂市朝日町三丁目の山陽電鉄線路手前の道路東側歩道に見られます。ハンドホールのコンクリート蓋には直径6センチメートルの陶磁器板があり「水準点 国土地理院」の表示があり内部は直径8センチメートルの金属標で「二等水準点 基本 NO3469 建設省国土地理院」の刻字と中央に突起があります。
加西北条町
標識:5302号
地図:北条
加西市の中心部で北条鉄道の終点、北条町(ほうじょうまち)の北200メートルのところにある大歳(おおとし)神社の境内にあります。現行の点の記では加西市役所第二庁舎前になっていますが同庁舎はかなり以前に移転されています。正面鳥居の左側ふじ棚の下に水準点の金属標が地中埋設されています。コンクリートの枡のなかにありますが、ふたは壊れて放置されています。
直径8センチメートルの金属標には「三等水準点 基本 No5302 建設省国土地理院」と刻字されています。水準点には一〜三等までありますが三等水準点はめずらしいものです。