
礼文島スコトン岬の漁業標石
地図:船泊
礼文島の最北端スコトン岬で写真のような標石をみつけました。コンクリート製で周囲には「元標+鰊定583」の刻字がありました。地元の漁業協同組合の話では鰊漁全盛の頃(昭和20年代)建網を敷設する際の指標とされたようです。現在このような標石はつかわれていません。建網は固定式さし網ともいわれ平面状の網を魚の通り道に仕掛け網目に魚類が刺さる状態で捕獲します。
和歌山友ヶ島の漁業標石
地図:加太
和歌山市加太から汽船で20分のところにある島で明治後期から第二次大戦終了まで大阪湾防衛のため陸軍の由良要塞の一部になっていました。この島の友ヶ島灯台の敷地内で灯台の根元から南東5メートルのところに直径10センチメートルの金属標があり「漁業基点 + 第370号」の刻字がありました。灯台は1872年(明治5)竣工しましたが1890年(明治23)砲台築造のため移設されました。
西郷漁港基準点
地図:西郷
隠岐島、西郷漁港にある気象庁の検潮所の南西10メートルのところにあります。一辺12、高さは上部14、下部地上高さ25センチメートルの花崗岩角柱で刻字は上部南側面に「3」下部南側面には「西郷漁港基準点」とあり上面には全面に十字の刻みがありました。漁港整備のための基準点と思われますが詳細は不明です。検潮所の水準点は別の位置にあります。
高砂港西防波堤の標石
地図:高砂
高砂港の西防波堤の付け根に見られます。カネカ工場の東から堤防まで自由に入れます。標石は一辺12、高さ7.5センチメートルで一辺30、堤防上面からの高さ35センチメートルのコンクリート基礎上にあり標石上面は+の刻印があります。東面には「海」か「港」と読める刻字があり、そのほか刻字はありそうですが判読不明です。港湾工事のため使用されたものと思われます。
高砂港西防波堤の多角点
地図:高砂
高砂港の西防波堤にある金属標で2点見つかりました。ともに金属標で「多角点」、「加土東(高)港標」の刻字があり突端の灯台の手前の金属標には「No9」の刻字が、堤防付け根には「No7」の刻字があります。設置目的は不明です。
渡良瀬川の河川標識
地図:古河
渡良瀬川は栃木、群馬、茨城3県を流れる河川です。この河川標識は三国橋から北へ1キロメートル、雀神社を300メートル過ぎたあたりの堤防にあります。地上高1メートル程度の標石です。「一級河川 渡良瀬川 利根川から 5.0Km ここは古河市宮前町」と表示があり距離標になっています。すぐ北には「海から137.0kmです」の表示板もありました。江戸時代に治水と利水のため利根川と渡良瀬川が接続され明治後期には足尾鉱山の鉱毒沈殿のため広大な遊水地が設けられました。
利根川の水準標石1
(羽生市)
地図:館林
埼玉県羽生市の利根川沿い常木集落の常木神社境内にあります。すぐ東が利根川の堤防で加須市との境界になっています。この標石の8メートル南には几号の刻印がある古い水準点が残存しています。
標石は一辺20、地上高さ10センチメートル、上面の球分体は直径5センチメートルで南面は「建」をデザイン化したマーク、北面は「BM」が刻印されており標石の周囲には保護石が4個あります。戦後、建設省により設置された標石と思われます。
利根川の水準標石2
(熊谷市)
地図:妻沼(めぬま)
熊谷市(旧妻沼町)の利根川沿い弁財集落の厳島神社参道東の桜の木の下にあります。境内にはこの標石とは別に几号の刻印がある古い水準点が残存しています。
地中標石の鉄蓋には「埼 水準基標 53−2」と刻印があり地下30センチメートルにある標石は一辺20、底面からの高さ15センチメートルで上面には「53−02」の刻字と直径6センチメートルの球分体があり傍には「一級水準点」の表示杭が立っています。
荒川の河川標識
地図:草加
千住新橋の北岸で東へ80メートルのところにあるコンクリート柱です。一辺15、地上高さ32センチメートルの角柱で上面には+印の真ちゅう鋲が填められおり川に面した側面には「建 12.50」の刻字があります。建設省の設置した距離標と思われます。
酒匂川の河川標識
地図:山北
神奈川県山北町の酒匂川(さかわがわ)にかかる岩流瀬橋(がらぜばし)の少し上流、旧岩流瀬橋のそばにある距離標です。この近くには文命西碑があり横には几号水準点が彫られた灯篭があります。
一辺11センチメートル、地上高さ33センチメートルのコンクリート柱で直径7.5センチメートルの金属標が埋め込まれています。「河川距離標 15.4K」の刻字がありました。
高野川の河川標識1
地図:京都東北部
京都市内上高野花園橋上流にある距離標です。13センチメートル角、地上高さ26センチメートルのコンクリート柱で道路側に「高野川」反対の川側に「4.2」と刻字がみられます。高野川は大原小出石を起点とし鴨川合流点まで延長19キロメートルの一級河川になっています。
高野川の河川標識2
地図:京都東北部
京都市内加茂大橋のすぐ上流東側にある距離標です。高野川と鴨川の合流点にあたり、ここが高野川の終点、ゼロポイントになっています。12センチメートル角、地上高さ(川側)34センチメートルのコンクリート柱で道路側東面に「高野川」反対の川側西面に「0.0」の刻字がみられます。上面には直径2センチメートルの金属鋲が打ち込まれています。この標石の真向かい、高野川と鴨川に挟まれる中洲に同じ標石があります。
鴨川の河川標識
地図:京都東北部
京都市内加茂大橋のすぐ上流西側の河原にある距離標です。高野川と鴨川の合流点にあたります。12センチメートル角、地上高さ28センチメートルのコンクリート柱で道路側西面に「鴨川」東面に「12.2」の刻字がみられます。上面には直径2センチメートルの金属鋲が打ち込まれています。鴨川は南区十条通陶化橋で高瀬川と合流しさらに伏見区横大路の羽束師橋で桂川に合流し最終は淀川になります。
桂川の河川標識
地図:京都西南部
桂川の上野橋(かみのはし)上流の堤防に四等三角点「上桂」32.2メートルがあり探しに行ったついでにこの距離標に出会うことができました。
桂川距離標15.0キロメートルの表示があり2000年6月まで使用された旧距離標(金属標)も残置されています。15.0キロメートルは桂川、宇治川、木津川の三川合流点からの距離です。標石の側面には桂川、かつらがわと書かれ筆者の名前も金属プレートに刻字されていました。
瀬田川の河川標識
地図:瀬田
淀川の上流にあたる瀬田川の距離標です。数字は河口からの距離を表していると思われます。瀬田川は琵琶湖を水源として京都にはいり宇治川と名前をかえ淀で桂川、木津川と合流して淀川となり大阪湾に注いでいます。幹川流路延長が75キロメートルでわが国の代表的な河川としては短い方です。最長は信濃川で367キロメートルです。
宇治川 三栖量水標
地図:京都東南部
伏見は淀川水運の港として栄えましたが1922年(大正11)から宇治川築堤のため通航に支障をきたし1929年(昭和4)内務省により濠川と宇治川の合流点に三栖(みす)閘門が建設されましたが陸上輸送の発達により1962年(昭和37)頃その役割も終わりました。宇治川側ゲート東に量水標があります。一辺15、地上高60センチメートルで上面に直径3センチメートルの金属製球分体のあるコンクリート柱で北面に「三栖量水標」南面に「建設省」の刻字があります。
宇治川の河川標識
地図:淀
京阪電鉄八幡市から北へ徒歩10分御幸橋を渡ると木津川、宇治川の合流点である「背割堤」に到達します。東西1.4キロメートルの堤は桜の古木が250本植えられ公園になっており数々の河川標識が見られます。
背割堤の西端でまず木津川と宇治川が合流し、すぐ先で桂川が合流します。真上の距離標は木津川の末端で「三川合流点から0.0kmの表示があります。「三川合流点」の「三川」は桂川、宇治川、木津川のことで、これらが合流して淀川になります。
宇治川の距離標はこの背割堤にありますが「河口から37.0km」とあることから三川合流点からでなく大阪湾の河口からになっています。琵琶湖から流れ出た水は瀬田川、宇治川、淀川と名前をかえて大阪湾に注ぎます。
木津川の河川標識
地図:淀
淀から宇治川にかかる淀大橋をわたり生津(なまづ)という集落の天満宮から木津川の堤防に上がり200メートルほど下流にある距離標です。角錐の上部を切った形で上面には+印のある金属標が埋め込まれ上流(東)面には「木津川」、北面には「三川合流点から3.0km」、下流面には「きづがわ」と刻字があります。また標柱の北側には「旧距離標 2000年6月まで」と表示のある金属プレートと+印のある金属標があります。「三川合流点」の「三川」は桂川、宇治川、木津川のことです。
淀川の河川標識
地図:大阪西北部
大阪の十三(じゅうそう)大橋、南詰東南角にある距離標です。「淀川距離標 7.0km」の刻字があります。上面には丸い金属標が埋め込まれており+が刻印されています。形式は京都の桂川とおなじです。
猪名川の河川標識
地図:大阪西北部
阪急電鉄園田の東南1キロメートルの地点で線路は猪名川を横断していますが、その南の堤防斜面上に距離標が設置されています。コンクリートの土台には「いながわ1.0K」と刻字があり標石上面には金属標が埋め込まれています。猪名川本流はすぐこの下流で藻川と合流しさらに神埼川と合流しやがて大阪湾にそそいでいます。この標石の位置は神崎川合流点から1キロメートルの位置と解せられます。猪名川は兵庫県猪名川町大野山(地図:福住)に源を発し神崎川と出会うところが終点です。
東京麻布台のキロポスト
地図:東京西南部
キロメートルポストは道路や鉄道などの起点からの距離を表示しています。道路の場合は「地点標」といい国道、県道の道路脇に100または500メートルまたは1キロメートル単位で起点から先に向かって道路の左側、路肩部に設置されています。写真は麻布台の日本経緯度原点近くにある飯倉交差点南にある国道1号のキロポストです。
東京憲政記念館向かいのキロポスト
地図:東京西部
国会議事堂と国会図書館の間の広い道の曲がり角で憲政記念館の向いに面しています。道路側に6という数字が読めました。
奈良のキロポスト
地図:奈良
写真はたまたま奈良の春日神社鳥居前でみつけたキロポストですが粗雑なコンクリート製です。